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米Googleの持株会社Alphabet設立完了

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新会社アルファベット設立の目的

Alphabet.png 2015年8月、米グーグルは、各事業を統括する持ち株会社となる新会社「アルファベット(Alphabet)」を設立しました。

アルファベット設立の目的は、現在グーグル傘下にあるさまざまな事業を明確に分離して、透明性を向上することです。 主にスマートフォンやタブレットで利用されるAndroid(アンドロイド)、 動画配信サイトのYouTube(ユーチューブ)、ネット検索・広告事業、などの インターネット関連の中核事業に注力するグーグルは子会社のひとつとなります。
無人運転のドライバーレスカー、ロボット開発などのベンチャー事業もそれぞれ分離されて新会社アルファベットの傘下になります。

アルファベットはあくまでも複数の事業会社の集合体ということになるため、 コンシューマー向け製品のブランドとしてアルファベットという会社名を使うことはないということです。

アルファベットの経営陣

新会社のアルファベットは、ラリー・ペイジ氏が最高経営責任者(CEO)になり、セルゲイ・ブリン氏が社長に就きます。
最大事業部門になるグーグルのCEOは、インド出身の上級副社長サンダー・ピチャイ氏が就任します。
今年3月にモルガン・スタンレーから移籍したルース・ポラット氏はグーグルと新会社の最高財務責任者(CFO)を兼任します。 現在のグーグルの取締役は新会社の取締役に横滑りします。
グーグルの最高事業責任者(CBO)を務めていたオミド・コーデスタニ氏はアルファベットとグーグルのアドバイザーに就任します。

アルファベット命名の由来

新会社アルファベットの命名は、英語名の「Alphabet」の「Alpha」は投資用語の期待を上回るリターンと賭けの「Bet」をつなげた言葉を意味しています。

株価への影響

新会社設立は市場取引の終了後に発表され、株価は時間外取引で7%近く値上がりしました。

組織再編完了

2015年10月に予定通りグーグルはアルファベットの設立に伴う組織再編を完了しました。 グーグルは子会社としてアルファベットの傘下に入ります。
株式市場でも表記が変更になりました。ただしティッカー(GOOG、GOOGL)はそのままです。

アルファベットのドメイン

ドメインは「alphabet.com」を取得したいところでしょうが、残念ながらすでにBMWが取得しています。アルファベットは現在「abc.xyz」を取得して運用しています。
また、アルファベットは「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.com」を取得したことで話題になりましたが、こちらは現在はまだアクセスできません。 公式サイト:https://abc.xyz/
2015/11/19
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