アプリストア最適化（ASO）の基本とツール

アプリストア最適化（ASO）とは

ASO（アプリストア最適化）とは、App Store Optimization の略です。 スマートフォンおよびタブレット用の、iOS向けアプリストア「App Store」や、 Android向けの「Google Play」において、自社のアプリを上位に表示させて、ユーザーに見つけてもらい、ダウンロードしてもらう一連の施策のことです。

ASOの基本

ASOには様々な施策がありますが、ここでは代表的な要素を紹介します。
タイトル、キーワードなどは、後から変更可能ですので、何度も繰り返しPDCAを回しながら施策を試して改善していくことが大切です。

App Store

アプリのタイトル

ユーザーが検索するときのキーワードの対象になり、興味を持ってもらいクリックしてもらうための重要なものです。 iOS向けでは255文字を入力することができますが、表示できる文字数が少ないiPhone5以下に合わせて、20文字以内に重要でわかりやすいタイトルをつけます。それ以降にキーワードを盛り込むこともできますが、 不自然なキーワードの入れ方はリジェクトされるリスクもあるので、出来る限り自然なタイトルにする必要があります。

アプリのキーワード

キーワードは、App Storeで検索されるときに重要な要素のひとつです。基本的に完全一致になります。 100文字以内で、漢字、ひらがな、カタカナは異なるキーワードになります。

Google Play

アプリのタイトル

こちらもタイトルは一番重要な要素のひとつです。30文字以内で入力します。
App Storeと比較すると審査が厳しくないため、ある程度自由にキーワードを盛り込むケースが多いです。

簡単な説明

簡単な説明はファーストビューに表示される短い説明で、80文字以内で入力します。
タイトルの次くらいに重要な要素なので、重要なキーワードを含める必要があります。

ストアの設定項目一覧

各ストアでアプリに設定できる項目の一覧です。

項目	App Store	Google Play
アプリタイトル	255文字まで	30文字まで
カテゴリ	あり	あり
アイコン	あり	あり
スクリーンショット	5枚まで	8枚まで
説明	4,000文字まで	4,000文字まで
簡単な説明	なし	80文字
キーワード	100文字まで	なし
アップデート説明文言	あり	あり
ユーザーレビューへの返信	なし	あり
その他	副カテゴリ App Video Preview	宣伝用画像 プロモーション画像 プロモーション動画

ダウンロード数と評価

上記のような項目のキーワードだけではなく、ダウンロード数と評価もランキング決定の要因となります。この点はSEOと大きく異なる点です。
多くのユーザーにダウンロードされるとともに、ユーザーに満足してもらえるアプリをつくり、高い評価を得ることもASOの施策のひとつです。
その他にも、レビュー数や現在のインストール数なども影響すると考えられています。

ASOツール

ASO-ROBOT App Store、Google Play でのキーワードの検索順位を調べることができるランキングチェックツールです。 無料で使用可能ですが、1日に3回までという制約があります。 App Store Optimization 自社のアプリが検索されているキーワードを確認することができ、競合アプリが設定しているキーワードも知ることができます。 自社と他社を比較して戦略的なASO施策を進めることができます。無料版と有料版があり、利用可能な機能が異なります。 App Store、Google Play に対応しています。